土壌検査
2012.03.09 Friday

農産物を出荷させていただいている常総生協さんの取り組みで、
土壌の放射能濃度の測定を行いました。
一年間農作業を繰り返した畑の土壌がどういった変化を見せているのかを
確認するため、私たちの農園の畑を大きく8か所に分け、さらに1か所を
表層20cmほどを5か所採取し、ミックスして1検体にし提出しました。
結果が分かり次第情報を提示したいと考えています。
またあらためてお知らせ致します。
この取り組みはこれから先10年間やり続けることになっています。
通常出荷している野菜は検体していただいていますが、
土壌もきちんと測定してくださるので本当に心強いです。
生産者としてすべての野菜を検体し、土壌測定を行うことは
当然ではありますが、自己負担となるととても負担は大きく、
負担してまでの自分たちのモチベーションを保つことは難しいです。
生産者は皆、場所を移転し、新たな場所でスタートするという選択肢はあります。
でも、簡単に選択することは本当に難しく、先祖代々の土地であったり、
一生涯の住処として購入した家や土地、今まで築いた地元の方との絆、
子供たちの交友。。金銭的な負担など様々な問題があります。
こうした常総生協さんのような取り組みは、
できることならば自分たちの選んだ就農場所で野菜を作り続けたい
という生産者の気持ちの支えとなっているように思います。